【読書】サピエンス全史【これをなんとか読みきったら読書が好きになりました】

こんにちは。

 

今回はイスラエルの天才歴史学者ハラリさんが書いた「サピエンス全史」について書きたいと思います。

僕がこれを読んだのは今から2年前です。

 

めちゃくちゃ読むの大変でした。

なんども読むのやめようと思いましたw

 

でも、毎日少しづつ、わからない言葉の意味とかを調べたりしながら3ヶ月くらいかかって読み終わりましたw

 

本屋でなんとなく見つけたのですが、ベストセラーになっていましたし、「これを読み切れたらいろんな本が読めるようになるんじゃね?」と思ったのが読み始めたきっかけです。

 

そしてこれを読みきったことによってめちゃくちゃ幅広い知識がつきましし、世界の見方も変わりました。(まぁ他の人に比べたらなんでもないのですが、以前の僕と比べたら大きな進歩でした)

 

そして学校で習った歴史とは全くちがう新しい歴史の面白さを知りました。てか、学校の授業はほとんど暗記のための授業だったので覚えていません。

 

そして他の本を読むのが楽しくなりましたし、読書スピードがめちゃくちゃ上がりました。そして何より読書が好きになりました。

 

まぁ2年前でしたが、せっかくブログを始めたし旅の途中で時間があるのでまとめようと思いました。

 

サピエンス全史を読もうか迷ってる人や、読みきれるかどうか不安な人はこれを読むことで

 

「サピエンス全史」のめちゃくちゃ簡単な全体像をつかむことができます。

 

なんせ語彙力のない僕がなんとか読みきってまとめたものですからね。しかも短いの気軽に読んでください。

 

またすでに読んだという人も、この本に関する感想も交えてますので意見とかあれば送ってください!

ということで書いていきます。

めちゃくちゃ簡単にまとめてみた

この本をめちゃくちゃ簡単にまとめると以下の感じになります。

僕たち人類(ホモ・サピエンス)がなぜ地球上の動物で最も繁栄することができたのか。

 

それは3つの革命があったからだとハラリさんは言っています。

その革命とは以下の3つです。

・認知革命

・農業革命

・科学革命

そして、近い将来において人間はなんの不自由もない全ての願望をテクノロジーによって叶えることができるようになる。

しかし僕ら人類はどこへ向かっているのか?

幸福とはなんなのかを考え直す必要があると最後に問いかけています。

 

その中でも認知革命が最も重要な革命であり、その認知革命によって起こった「虚構」は今も人間を生かし続けていると言っています。

 

農業革命や科学革命についても幅広い世界中の知識が総動員されて説明されているのですが今回は、「認知革命」に絞って面白いポイントをピックアップしますね。

雑魚な僕たちは「壮大なウソ」のおかげで繁栄できた【認知革命すげー】

ハラリさんは最も重要な革命は一番はじめの認知革命だと言っています。

これがなければ僕たちは絶滅していたらしいです。

 

当時は猛獣以外にも、ネアンデルタール人やフロレンス人などサピエンス以外にもいろんな類人猿がいたそうです。

 

そして僕たちの先祖であるホモ・サピエンスはその中でも最弱だったそうです。

 

ではなぜ生き残ってこの地球上で最も繁栄する生物になれたのか?

それの答えが

 

認知革命です。

 

認知革命を簡単に言えば、ウソを信じることができるようになったことです。本の中では「虚構」と呼ばれています。

 

ウソ(虚構)をもっと具体的に言うと

 

噂話や神話・伝説のことです。

 

これによってホモ・サピエンスはものすごい数の「協力」と言うものを可能にしたのです。

 

他の動物や類人猿は実際に見たものしか信じることができませんから、その場にあるもののために少人数で行動することはできるのですが、国単位で協力していくことはできなかったのです。

 

ホモ・サピエンスはこの虚構(ウソ・噂・神話・伝説)の力によって国家を作り出したり、お金を生み出したり、宗教を生み出すことによってみんなが最も効率よく協力することを可能にしたんですね。

 

まぁつまりDNAとかが優秀と言うことではなかったんだと著者は言っています。

認知革命ってこんな革命だったのです。

 

すごいですよね。何がすごいって人間(自分たち)をこんなに客観的に分析してるのがすげーw

 

ただ僕はこの人間の発展の歴史に関しては若干違和感みたいなものがあります。

本当かな〜?みたいな感じですw明確な根拠とかありません。感情ですw

 

人間の本質的な姿

僕はこの本で人間の本質的な姿を少し見ることができたと思っています。

それは嘘(虚構)のおかげで今でさえも社会が形成されていると言うことです。

 

例えば、国家とかお金とか宗教って見える世界だけで考えたら絶対的な価値ってないですよね。

 

あのお金でさえ紙切れですし、みんなで価値があると信じあっているものですからね。1万円を江戸時代に持っていっても何も買えません。これは海外を旅している今も感じています。

 

※ただ僕がお金を嫌っているわけではありません。お金は大好きです。大切です。大事なエネルギーです。めちゃくちゃ丁寧に扱っていますw

 

話飛びましたが、人間は嘘に守られて生かされていると言うことです。故に起きている弊害もたくさんあるなと感じました。

 

特に現代社会では、ありもしない事や将来のことを過剰に心配したり、事実はわからない他人の目を気にしたりみたいな。

 

この虚構や思い込みを上手に使うことによって、より幸福な社会に近づいていくことができるのではないかと思います。個人レベルでもそうです。

 

認知革命で獲得したこの偉大な力を上手に使いこなせるようになっていきたいですね。

西洋思考と東洋思考

この本では認知革命から農業革命、科学革命についても詳細に分析されています。

めちゃくちゃ面白いのでぜひ読んでみてください。

 

僕の感想としては

・この人頭良すぎ

・この人めちゃくちゃ西洋思考

の2点ですね。

一つ目は本を読んでいただければわかります。マジでやばい。知識量と分析力・情報編集力やばい。と言うことです。

 

2点目の「西洋思考」とは、見えないものや数字にできないもの一切を「虚構」と切り捨てるところです。

おそらく東洋医学の「気」と言う概念や「エネルギー療法」とかを信じることができないと思います。

 

ただめちゃくちゃ分析してます。

 

新刊の「ホモ・デウス」においては人間の感情を脳内ニューロンのアルゴリズムの結果であり、それはテクノロジーで操作も可能だといっています。

 

まぁ実際に可能になっているんですけど、完全ではないです。

 

これは賛否両輪あると思いますが、東洋思想についてもいろいろ話を聞いてみたいとは思いましたね。

 

逆にこれからの時代における西洋と比較した日本の強みみたいのも感じました。まぁはっきりこれだとは言えないんですけど。

 

世界レベルでも個人レベルでも思想でもなんでもこの令和という時代において今まで以上に「バランス」が重要になっていきている思います。

 

この記事というか書籍にも書いてますが、二分化論は危険です。

FACTFULNESS(ハンス・ロスリング)

まぁこれは独り言ですw

 

最後雑ですが、人間について歴史を軸にこんなに幅広い角度から分析した本も少ないと思いますのでぜひ読んでみてください。

 

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ということで今回は以上になります。ありがとうございます。

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