10月の前半は、いつも通り全力で走っていました。
映像制作、レストランの仕事、そしてスペイン語の学習。
朝は散歩やランニングでスタートし、仕事へと向かう日々。
何かに追われているわけではないのに、自然とスピードが上がっていました。
しかし、月の後半で腰を痛めてしまい、突然ブレーキがかかりました。
朝起きて走り出す代わりに、ゆっくりと家事をして、静かに一日を始める。
動けないことで、生活のリズムが変わり、時間の流れも変わりました。
立ち止まったときに、ふと頭に浮かんだ言葉があります。
「止まることにも意味がある」
見えなかったものが見えるようになった時間
動きを止めたことで、これまで見えていなかったものが見えてきました。
整理しきれていなかった持ち物や、考え方、習慣。
必要なものと不要なものが、自然と区別されていく感覚でした。
着なくなった服を手放し、
代わりに「軽くて機能的で、これからの旅にも連れていけるもの」を購入しました。
旅先で使える小さなタオルや、登山用の軽いウェア。
“身軽に、強く、自由に”という気持ちが形になったように感じます。
AIツールにも投資しました。
変化の速さに戸惑うこともありますが、それ以上にワクワクが勝っています。
変化に押されるのではなく、変化を楽しみながら波に乗り続けたいと思っています。
静けさの中で向き合った「真実を探すこと」
体を休めながら、AIで映画制作を学んだり、
あとは「進撃の巨人」を大人買いして再度全巻読みました。
そして『チ。地球の運動について』というアニメを観たりしていました。
これらの作品は、真実を追求した人々が弾圧された歴史を描いています。
時代や宗教、社会の圧力によって“言ってはいけないこと”が生まれる。
しかし、それでも真実を追い求める人はいつの時代にもいました。
今の社会にも似た空気を感じます。
本当は多くの人が気づいているのに、声に出せない空気。
それでも、自分の感覚や真実を大切にしながら生きていきたいと、改めて思いました。
周囲に気を遣って真実を言わないのは自由ですが、声にせずとも行動には移したいところですね。
出ないと人生はあっという間に終わってしまう気がします。
SNSなどで人を叩いたり、意見を言っている時間があるなら一刻も早く、別の仕事をしてみたり、別の国で暮らしてみたりした方がいいと思います。
クイーンズタウンでの日々が終わりに向かう中で
クイーンズタウンでの生活も、残りわずかになりました。
地元の仲間と話すたびに、別れの実感が湧いてきます。
「また世界のどこかで会いましょう」
そう言える関係を築けたことは、何よりの財産です。
寂しさはありますが、それ以上に次の冒険が楽しみです。
日本での滞在を経て、スペインへ向かいます。
すでにビザの手続きも進めており、次のステージがはっきりと見えています。
今月の言葉
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移行
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整える
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真実に向かう勇気
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軽さ
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静かな旅心
10月は、立ち止まったことで未来がより鮮明になった月でした。
動けなかった時間が、結果的に正しい方向を示してくれたように感じています。
11月はいよいよ、新しい章の始まりです。




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