【NZ登山記】ルートバーンの奥へ──Lake Wilsonテント泊一泊二日(2025年1月)

2025年1月15日〜16日、はるちゃんと友人Masaと一緒に、ニュージーランドの**ルートバーン・トラック(Routeburn Track)を歩き、そこから正規ルートを外れてLake Wilson(ウィルソン湖)**でテント泊をしてきました。

グレートウォークとして名高いルートバーンの魅力に加え、マニアックなアルパインキャンプの絶景体験ができるこの秘境スポット。
かかった労力以上のご褒美絶景が待っていました。


行程概要|グレノーキースタートで、Lake Harrisから分岐

今回のスタートは、グレノーキー側のルートバーンシェルター駐車場から。
正規ルートをLake Harrisまで辿ったのち、そこからトレイルを外れてLake Wilson方面へと進みます。
片道約5時間半の行程で、途中から道標もなくなり、踏み跡や地形を頼りに進む必要があります。


正規ルートを外れた先に待つ、静寂の湖と絶景のキャンプ地

Lake Harrisを過ぎ、道なき道を歩いて到着したLake Wilson
湖畔で重たい荷物を下ろしてテントを設営しました。

その後、僕たちはさらにもう一段登って、あたり一帯を散歩。

一番高い場所からは、レイク・ウィルソン全体が眼下に広がり、反対方向にはルートバーントラックの稜線も一望できるという、最高のロケーションです。

そこで見た夕陽と雲海は、今回の旅で最も印象的な風景でしたね。

西日がレイクを柔らかく照らし、雲が足元を覆っていく様子は、まさに「天国の入り口」のようでしたよ。
日常では決して出会えない静けさとスケールの大きさに、ただただ圧倒されました。

なんとそこでテントを張っているアメリカ人カップルに遭遇。

「ここまでテント担いで登ってくるのか〜。すげ〜〜」

写真を撮ってもらいました。


山ごはん:ラーメン×チーズ×米=即席山リゾット!

食料は軽量&栄養重視。
行動中はプロテインバーとハイチューでエネルギー補給。
キャンプ地では、袋ラーメンとチーズ、米を合わせて簡単な山リゾットを作りました。

調理は愛用のSOTOのAmicusストーブです。
翌朝は、ラップにトマト・アボカド・マヨネーズを包んで即席ブレックファースト
シンプルだけど、外で食べると何でも美味しいですね。


夜と朝:冷たい湖で汗を流し、冷えたテントで目覚める

夕食後は、レイクでサッと汗を流して(かなり冷たい!)、テントでしっかりと睡眠。
夜の山は静かで、時折風の音だけが聞こえていました。

翌朝はテント内の結露が凍りかけていたほど冷え込みましたが、空気が澄んでいて清々しかったです。
朝食を済ませ、パッキングして下山開始。


下山&現実へ:そのまま仕事へ直行(笑)

帰りはほぼノンストップで駐車場まで戻る強行軍
そこが一番きつかったかもしれません……。
しかもそのまま着替えて、仕事へ直行!アウトドアと現実を瞬時に切り替えるのもまた、NZならではの楽しみ方かもしれません笑。


まとめ|ルートバーンの奥、Lake Wilsonは行く価値あり

ルートバーンは、正規ルートを歩くだけでも十分すばらしいトレイルです。
でも、余裕があるならぜひLake Wilsonまで足を伸ばしてみてください。

山好きだけが知っている隠された絶景スポット
テントを背負って一歩踏み込めば、その先には言葉を失うほどの景色が待っています。もう全てが映画の世界です。

実用メモ|Lake Wilson テント泊の注意点

  • 出発地: Routeburn Shelter(グレノーキー側)

  • ルート: Routeburn Track → Lake Harris → 脱線 → Lake Wilson

  • 距離・所要時間: 約5〜6時間(片道)

  • テント地: Lake Wilson湖畔 or 上部の岩棚

  • 持ち物: テント、食料、Amicusストーブ、水フィルター、雨具、防寒具、地図(GPS推奨)

  • 注意点: 非公式ルート/天候急変あり

  • 公式情報:
    Routeburn Track – DOC公式ページ(英語)


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