こんにちは。
ニュージーランドを旅立つ前に、これまでこっそり書き溜めた記事をひたすらブログに放出する毎日です笑
今回は一人で行ったトレイルランニついて。
夏のニュージーランドといえば、やっぱり「グレート・ウォーク」。中でも大人気の**ルートバーン・トラック(Routeburn Track)**は、世界中からトレッカーが訪れる名コースです。
ちなみにグレートウォークに関する他の記事は以下です。
今回は、そんなルートバーンを1泊2日のテント泊とは別に、僕自身が1日で約32kmの全行程をトレイルランニングしたときの体験をまとめておこうと思います。
これはダイジェストの動画です。
Divide側からグレノーキーへ。1日で駆け抜けたルートバーンの全行程
このチャレンジを決めたのは、ちょうど天気も安定していた2月初旬のこと。
朝からDivide(デバイド)側に入り、Routeburn Shelterまでを目指す、まさに“走って歩く”一日が始まりました。
事前準備と「トレイル・ホッパー」送迎サービス
まず重要だったのは送迎手配。
この片道のトレイルを走り切る挑戦にはどうしても送迎が必要になります。
今回は、**トレイルホッパー(Trail Hopper)**というサービスで働いている、クイーンズタウン在住の知人に助けてもらいました。
このサービスは、Divide側からRouteburnを歩く(または走る)人向けに、車をゴール地点へ移動しておいてくれるもので、年々利用者が増えているそうです。
その方いわく、世界中から問い合わせが殺到し、送る車の種類も超多彩。
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テスラなどの電動高級車
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車中泊仕様に改造されたクラシックカー
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世界一周中のバンライフ仕様のワゴンまで…
それだけ多様な人がこのトラックに魅了されているということですね。
GoProとiPhoneを両手に、いざ出発

Divideの登山口に9時ごろ到着し、GoPro MaxとiPhoneを両手に持っていざスタート。
まずは**Key Summit(キーサミット)**を経由して、**McKenzie Hut(マッケンジー・ハット)**までの区間を一気に駆け抜けました。
このあたりはミルフォード・サウンド側の絶景を望む尾根ルートが続き、ずっと「うわー」「やば…」と独り言が止まりませんでした(笑)
最高のハイライトはHarris LakeとConical Hill
尾根道を経て、**Harris Lake(ハリス湖)**に到着。
他の登山客もみんな休憩してました。ここに荷物を置いてコニカルヒルに登っていましたね。
ここがほんとうに美しい。空と山と湖が一体化するような景色で、ランを忘れて見入ってしまいました。
その後は**Conical Hill(コニカルヒル)を登ってから一気に下り、
名所であるRouteburn Falls(ルートバーン・ウォーターフォール)**へ。
この谷の景色もほんとに絶景で、標高を下げるにつれて風景がまったく違っていくのも魅力ですね。
最後の難関:ルートバーン・フラット〜グレノーキーまでが長い…
ウォーターフォール・シェルターを越えた後は、グレノーキーの森林へ突入。
正直、ここが一番長く感じた区間でした…。
もう脚もパンパン、GoProを構える余裕もない(笑)
でも、ラストスパートをかけて、なんとか**Routeburn Shelter(ゴール)**に到着!
テスラに拾われた!?まさかの帰路と夕食へ
ここからクイーンズタウンへは、ヒッチハイクで帰るつもりでした。
内心「これはきついかもな〜」と思っていたんですが、なんと!
1台のテスラが停まり、「乗ってく?」と声をかけてくれたんです。
この出会いには本当に感謝。
しかもクイーンズタウンに戻ってからは友人と夕食の約束があったので、ギリギリで間に合いました。
まとめ|体力に自信があるなら、1日で走るルートバーンも最高です
もちろん、普通に3日間かけて歩くのもいい。
でも、体力に自信があって、自然とスピード感の両方を楽しみたい人には、トレイルランニングもおすすめです。
約6時間半〜7時間、ひたすら走り、歩き、景色に感動しては立ち止まり、また走る。
この“濃密すぎる1日”は、何度も思い返すほど良い思い出になりました。
🔍 お役立ち情報|Routeburn Track 基本情報まとめ
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トラック名:Routeburn Track(ルートバーン・トラック)
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距離:全長32km(Divide〜Routeburn Shelter)
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所要時間(通常):2泊3日推奨(今回は1日で走破)
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予約:Great Walksシーズン中(10月末〜4月)、要事前予約
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難易度:中級者向け(急斜面・天候の急変あり)
別の記事でルートバーンの別ルートとテント泊について記録しています!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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