【衝撃】ジョージ・オーウェル「1984年」

みなさんこんにちは。

年末はコロナにかかり、12月24日25日めちゃくちゃきつかった!

みんなはクリスマスを満喫できたようで何よりです!笑

さて、上記のアクシデントによって年末の予定を全てキャンセルして家で一人で寝てることになったわけですが、2日間の「痺れと喉の焼けるような痛さ」が抜けた後はすっかり元気で超絶に暇でした。

ということでこれは良い機会だとらえ、読書に映画にと大満喫の引きこもり生活となりました。

そこで読んだ一冊を本日は記録しておきたいと思います。

有名だし、読んだことがある人も多いと思いますが、タイトルにあるこの書籍!

歴史的な作家ジョージオーウェルの「1984年」です。

いやー、衝撃的だしめちゃくちゃ面白かったです。

僕たちが生きる社会についても客観視することができるようになりました。

これは読書による一番の恩恵だと思います。「リベラルアーツ」と呼ぶ人もいますが、僕たちの身の回りで起きていることを「メタ認知」できるようになることは、現代のように変化が激しく不確実性が高い世の中で生きるための最強のツールなのかもしれません。

概要

簡単に概要を記しますが、ぜひこの小説を読んでみてください。

それで意見をみんなで話せるとめちゃくちゃ楽しいかなと思います。色々な本を読む中でこの「1984年」に言及されていることが多いです。ですから、一度読んでおけばこれから出会う様々な書籍の理解の深度が高まると思います。

 

ときは、1950年代の第三次世界大戦が終わった世の中。

世界は今のように196カ国ではなく、「オセアニア、ユーラシア、イースタシア」の3つに分けられています。

その3つの国で、絶えず資源等を巡って紛争が続いています。

この物語の舞台となるのは、オセアニア。

そこは究極の統制主義の国家。

思想・言語・結婚やせっくすのタイミングまでも、ありとあらゆる市民生活が統制され、服や食べ物などは常に足りない状態で、民は「カメラ付きのテレビ」で昼夜を問わず監視されています。

町や家の至る所にマイクが仕掛けられており、屋内・屋外を問わず、ほぼすべての行動や言動が政府によって監視されているのです。

簡単にいうと、悪い意味での超束縛のカップルや家族や会社の国バージョンといったところでしょうか?笑

オセアニアに住む主人公ウィンストン・スミスは、真理省の下級役人として日々歴史記録の書き換え等を行っていました。現代でいえば歴史の教科書や聖書を政府の都合のいいように書き換える仕事です。

日々歴史や戦争の勝ち負けや、ニュースが書き換えられて、過去のものは一切合切消去されてしまうので誰も何も言えません。

そんな中で、ウィンストンは、古道具屋で買ったノートに自分の考えを書いて整理するという、禁止された行為を行います。

それを通じて政府が国民をバカにして何でもいうことを聞くように操作していることに気がついてしまいます。

さらに「週刊憎悪」という洗脳儀式的なもので色々な人物と接触します。

全員が全員を監視し合っていて、疑わしいこと(政府への悪口など)が発覚すれば速攻で捕まって殺されるか、どこかに閉じ込められて洗脳される状況です。

様々な人物との接触や昔の書籍を読んでしまったがために、ウィンストンは裏側をかなり詳しく知ってしまいました。

そしてそれが警察にバレて捕まってしまいます。

最終的に彼は、拷問と洗脳によって自分の信念を徹底的に打ち砕かれ、党の思想を受け入れ、処刑される日を想って心から政府を愛して政府のために殺してくださいと懇願するようになります。

思ったこと

簡単に概要をまとめましたが、僕が思ったことは下記の通りです。

・現代でも同じようなことが起きている

・どんな規模の組織でもあり得る

・僕たちはまだ恵まれている

・自分との対話を大切にしたい

上記について深掘りします。

現代でも同じことが起きている

これはいわゆる「社会主義」や「共産主義」の過激なものを描いた小説です。

新聞やニュースやネットを使って情報を制限して人々をコントロールするのは今の日本でさえ同じですね。

テレビで「マスク」と放送すれば、国民達が勝手にしていない人を強制するか排除する流れができています。医学的根拠がないのに。

中国では国中の監視カメラとAIと密告によって、完全なる監視社会ができています。

どんな規模の組織でもあり得る

こういった同じ価値観の強制や、従わないものの排除というものは「学校のいじめ」でもみられますよね。

そして「会社」でもみられます。特に日本の昔ながらの企業は顕著だと経験上感じます。実力がない「お偉い人」の意見を、「下っ端」が論理的に正しい主張で打ちまかせば組織全員でその「下っ端」を「教育」という名目で「強制」します。

書籍を読んで自分の生活や社会に置き換えてみるのは非常に面白いです。

僕たちはまだ恵まれている

しかしながら、拷問や言論がそこまで統制されていない僕らはウィンストンに比べたら遥かに自由な社会に生きています。

これには感謝しなければと思いました。

自分との対話を大切にしたい

思ったことはこれですね。

どんなに自分は自分だと思っていても、集団の中にいれば守らなきゃいけないルールもあるし無意識に行動や思考が強制されることもあります。

全てが悪いことではないですが、現代では「周りの目」という暗黙のルールや山本七平氏のいうところの「空気」に押されて、本当の自分を見失ってしまい、苦しむ人も増えているように感じます。

SNSもそうです。「インスタバエ教」的な感じで、みんなから「羨まれたい」という承認欲求依存になり疲弊している人も多いと感じます。

 

本当の自分が「楽しい」と感じられれば、

他に迷惑をかけることでなければ、

もっともっと自分の楽しいことや好きな人や場所を追求していくべきだと思います。

今の世の中でこうしていくヒントは所有物や人間関係や体脂肪も含めた「身軽さ」が必要なのかなと感じました。

 

ということで今回はジョージオーウェルの「1984年」の感想でした!

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