前回の投稿では、タウポから地熱地帯を巡り、Wai-O-TapuやWaimanguの圧倒的スケールに感動しながら、夕暮れのHuka Falls、ロトルアでのメキシカンディナーまでの1日を記録しました。
そして今日は、その続き。
朝から晩までまた一日、自然と温泉、そしてちょっとしたハプニングと人の温かさに触れながら、旅がぐっと深まっていくのを感じた日でした。
6:30 起床｜ロトルアの静かな朝
この日はロトルアで朝6時半に起床。
昨日の感動を引きずりながらも、荷物をまとめて7時半にAirbnbを出発。
この家のレイモンドさんは日本に１年ほど留学していたそうで、日本語が上手でした。滋賀県に住んでいたそうで懐かしい関西での日々を思い出しました。
今日も外は快晴。少し肌寒さが残る朝の空気を吸い込むと、「今日もいい1日になりそうだな」と、自然に思えました。
ていうか、この前の週は僕らが旅行している地域はずっと雨で、帰った後はずっと雨なんです。つまり旅行の間だけめっちゃ晴れてる。
神様ありがとうございます。(いつも。)
カフェで映像編集＆納品完了
まずはロトルア市内のパリ風カフェで、映像制作の仕事を2時間ほど。
作業をしながらコーヒーとカボチャのポタージュを飲んで体を温めます。
そして無事に納品完了。
こうして旅の合間に仕事ができる環境に感謝。
「好きな場所で、好きな人と、好きな働き方ができる」って、本当に贅沢なことだと思います。
これからは益々、旅行という概念が変わっていくとおもいます。旅行は仕事を休んでするものではなく、生活の一部になっていきます。
仕事をしながら旅行するんです。
世界では今、このような生活スタイルをする人がどんどん増えています。
ビザの問題もありますが、日本のパスポートって本当に世界最強で基本的にどこでも行けちゃうんです。
海外の友人と話しているといつも思うのですが、こんなお宝パスポートを使わない手はないんです。
日本人こそ、移動しながら、世界中を旅行しながら仕事をするライフスタイルにぴったりなんです。他の国の人々は行きたくても行けない国がたくさんありますからね。
ちなみにこのカフェもめちゃくちゃ美味しくて、パリの写真がいっぱい飾ってありました。来年はパリにも滞在したいと思います。
パリのカフェで作業かな笑
湯けむりの楽園「Kuirau Park」
9時半ごろ、カフェを出て向かったのはKuirau Park。
ロトルア中心部にある無料の地熱公園で、泥がボコボコと沸き立つ温泉池や足湯、BBQエリアなど、地元の人にとっても憩いの場所です。
朝日に照らされる湯けむりと、静かな空気。
「ロトルアって、やっぱりいいな」って、自然に心がほどけていく感覚がありました。
いく予定はなかったのですが、前日の夜の移動中に異常に湯気が立っている場所を発見して急遽寄ったのですが最高の無料スポットですね。
神聖なレッドウッズの森を散策
Kuirauを後にして、ロトルア郊外にあるRedwoods（レッドウッズの森）を散策しました。いろんなコースがあるのですが僕らは３０分のコースをありきました。２kmくらいですね。
ここは入った瞬間に神聖な空気を感じました。日本の伊勢神宮とか玉置神社とか三輪山の森の雰囲気です。
爽やかという言葉では貧相な表現に感じてしまう、ひんやりとして荘厳な空気です。体が浄化されるような感覚がありました。
マオリの人々にとって太古から神聖な場所として崇められてきたそうです。
そして車に乗って、次の目的地タウランガへ向かいます。
ドライブ中も快晴で、途中ふたりで村上春樹のラジオをずっと流していました。
「ちょっと変な口調なのに、言葉の選び方がうまくて、耳に残るんですよね」
12:00 Mount Maunganui 登山｜青い海と空と風
Mount Maunganui に着いて、ふもとの駐車場から登山スタート。
道がしっかり整備されていて歩きやすく、傾斜はあるけど気持ちよく30分ほどで山頂へ。
ここはニュージーランドのハワイと呼ばれているそうで、たくさんのリゾートホテルや高級別荘、そしてヨットハーバーがありました。
頂上からの景色は、青い海と空と風のグラデーション。
「思った以上にすごい…」としか言えなかった。しばらく無言で景色に見惚れてました。
海辺ランチ｜あえて“質素”が心にしみる
最初はレストランに行くつもりだったけど、
なんだか“質素なもの”が食べたくなって、New Worldでサラダとアーモンドを買いました。
Marine Paradeの海沿いのベンチに腰掛けて、潮風を感じながらのピクニックランチ。
「こういうのが、一番贅沢だったりするよね」って話しながら、静かに味わいました。
二日間ずっと外食をしていたので、身体が受け付けなくなっていました笑
普段はスープとか茹で野菜やナッツばかりなので、身体が重たい食べ物でたくさんの量を受け入れることができません。笑
観光客なんだからお金を落としていかないとと思うのですが、食べれるものが少ないし、お土産はものが増えるので買いたくないし、、、
困ったものです。笑
オークランドへドライブ＆ラジオ
昼食後、車をオークランドへ向けて走らせました。
道中も引き続き、村上春樹のラジオを流しながらです。
「旅に出ると、小説家の言葉って余計にしみるなぁ」と思いながら、笑ったり考えたり。
景色も、言葉も、どこか懐かしくて、いい時間でした。
17:30 オークランドのAirbnbへ
夕方、Airbnbにチェックイン。
今回の宿は…びっくりするほどの豪邸！
高い天井、広いリビング、大きなキッチン。
荷解きをして、お茶を入れて休憩です。
18:30 「Udon Works」で日本の味に癒される
夜はオークランド市内の日本人が経営する本格的なうどん屋。
「Udon Works」へ。
あっさりとした出汁と、もちもちのうどん。心がほっとする味。
「海外にいても、こうやってホッとできる食事があるのって幸せだな」
そんな気持ちになれた、やさしい夕食でした。
それにしても忙しそうだったな〜。値段はクイーンズタウンよりはるかに安かったですが、儲かっているのでしょう。
帰ったらまた、クライアントから新しい案件の依頼が。。。仕事です笑
✅ まとめ｜感覚が満ちていく、旅の魔法
湯けむりの朝に始まり、森を抜けて、海を眺めて、
風の中でサラダを食べ、言葉に癒され、うどんに締めくくられた1日でした。
「旅って、場所だけじゃなくて、感じるものすべてが心を満たしてくれる」
そう思えた、忘れられない1日になりました。
やはりこれからも旅を続けよう。
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