〜筋トレ後の数値上昇、心筋梗塞、がん、そして疲労感…その理由、教えます〜
みなさんこんにちは!
今日はちょっとマニアックだけど、健康オタクなら知っておきたい「LDH(乳酸脱水素酵素)」についてまとめてみました。
「え、なにそれ?」って思う人も多いかもしれませんが、血液検査の項目にしれっと書いてある、LDHという項目です。
実はこれ、めちゃくちゃ面白くて、僕らの体のエネルギー代謝や健康状態に密接に関わっています。
さっそく、わかりやすく解説していきます!
そもそもLDHとは?
LDHは、正式には「乳酸脱水素酵素」と言います。
体の中のいろんな場所――心臓、肝臓、筋肉、腎臓、赤血球、さらには胎盤まで――に広く存在しています。
役割はズバリ、エネルギー生成の裏方です。
具体的には「乳酸をピルビン酸に変換」して、エネルギー回路(TCA回路)に送り込む仕事をしています。
つまり、筋トレして「乳酸たまった〜!」というような時は、このLDHが頑張ってるわけです。
高いLDH値の意味は?
血液検査でLDHが高いとき、体のどこかで「細胞のダメージ」や「炎症」が起きてるサインかもしれません。
具体的には以下のような感じですね。
心臓発作・心筋梗塞 → 心筋細胞が壊れてLDHが漏れ出す
筋肉の損傷 → 激しい筋トレ後に一時的に上昇
赤血球の破壊(溶血性貧血) → 赤血球が壊れてLDHが増える
がん → がん細胞は酸素なしでもエネルギーを作るため、LDHをたくさん使う
肝臓の病気(肝炎、肝硬変) → 肝細胞が壊れるとLDHが漏れる
つまり、LDHの高値は「どこかで細胞が壊れてるぞ!」というサインです。
ただし、これだけで原因を特定するのは難しいので、他の検査データと一緒に見るようにしましょう。
LDHが低いときは?
意外と見落としがちなのがLDHの低値。
逆にこれはエネルギー代謝が落ちてるサインかもしれません。
例えば👇
慢性的な疲労感 → エネルギー生成がうまくいかず、だるい、集中できない…
糖新生の低下 → 肝臓での乳酸リサイクル(コリ回路)がうまく働かない
TCA回路の停滞 → 解糖系→TCA→電子伝達系の流れが滞る
こうなると、体全体が「省エネモード」に入っちゃうので、しんどさが抜けなくなるんです。
LDHを整えるためにできること
「じゃあ、どうやってLDHをいい感じに保つの?」ということになると思いますが。。。
僕が学んだポイントは以下です。
ナイアシン(ビタミンB3)を摂ろう!
→ 青魚、レバー、鶏むね肉、きのこ類がおすすめ。たんぱく質は必須!
→ 肉・魚・卵・大豆製品をバランスよく。消化力をサポート!
→ 食物繊維&プロバイオティクスで腸活を。適度な運動
→ 動かないとダメ。でもやりすぎるとLDHが上がるので、バランス重視!
結局は生活を整えようという話になります。笑
LDHは「ちょっと高い=炎症のサイン」だけど、「ちょっと低い=エネルギー不足のサイン」かもしれません。
だからこそ、定期的に血液検査でチェックしつつ、自分の体の声を聞いていきたいなと思いました。
まとめ|LDHは体のエネルギー工場の“ヘルスメーター”
LDHの値を知ることで、僕たちは「どこで何が起きているか?」のヒントをもらえます。
高すぎても低すぎてもOKじゃない。
だからこそ、食事・運動・ストレス管理を意識して、LDHの値が整う暮らしを目指したいですね。
血液データは重要な体からのシグナルです。
それではまた!
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