成長社会と成熟社会

いつもありがとうございます。

いつも通り真冬星空の下、山中を走り回ってきてシャワーを浴びた後です。

朝の時間はやっぱり最高ですね。静けさが心を落ち着けてくれます。何より夜と朝の間の空がめちゃくちゃ綺麗です。

と言うことで今日は社会の変化ということで

「成長社会と成熟社会」というテーマで書いていきます。

これは斉藤和博さんという方の公演を聞いて学んだことです。すごく面白い方なのでぜひ皆さんも見てみてください。

では本題に入っていきます。

成長社会

まず、成長社会ってなんなの?という話ですね。

これは1997年までの社会のことを言っています。

戦後から日本がめざましい経済成長を遂げてきた期間を指しています。

この時期の特徴として最も分かりやすいフレーズがあります。それは「みんな一緒」という言葉ですw

この時代はみんな同じものを大量生産していれば物が売れて儲かる時代でした。

そして学校も同じです。1つの正解を求めらられる勉強です。人と違うことをすればいじめにあう時代です。

ランドセルとか典型ですよね。男子は黒で女子は赤みたいな。今は無限に色があるし形も色々ですよね。

キャリアもそうです。大学まで行って終身雇用で年功序列で老後は再雇用か仕事をせずのんびり的な感じ、、、www

この時代で求められたのは、情報処理能力です。正しい数字を計算したり、規則にのっとり正しいアウトプットを出すことです。言っちゃえば誰でもできるというか今や人間よりもコンピューターが正確にやってくれる仕事です。

コンピューターみたいな人が求められていたわけです。

成熟社会

では、この唯一正解主義の成長社会と比べて成熟社会とはどういうものなのでしょうか。

成熟社会は「それぞれ一人一人」という言葉に象徴されます。今の社会のことです。完全ではないですがどんどんこの方向に向かってますね。

同じものを大量生産して売れる時代は終わりました。

ZOZOとかすごいですよね。一回ZOZOスーツで自分の体を図れば自分のオーダーメイドサイズの服が送られてきます。そしてこれが売れている。「それぞれ一人一人」ですね。

あと、最近結婚式ブームで僕は呼ばれまくってありがたいことに結婚式貧乏なのですが心は感動でいっぱいです。

は?なんの話?って感じですよねwww

「引き出物」の話がしたいのです。すみません。一昔前は引き出物ってみんな同じものが配られていました。

しかし最近はカタログが入っています。結婚する二人は価格帯でカタログを選んでそれをゲストに差し上げる。そしてゲストは「それぞれ一人一人」が好きなものを選ぶと。

そしてキャリアも本当に多様化しています。これまでの価値観で行動している人ほど鬱病になったりつまらなそうに仕事をしていたり、ストレスで太ったりハゲたり、、、ですね。

学校教育もこのような方向にどんどん進んでいます。正解主義ではなく修正主義と呼ばれます。それぞれが自分の答えを出して、みんなでその答えを認めた上で修正していき、本質にたどり着くというものです。正解ではなく納得解を求めるのです。だって正解は1つの社会じゃなくなってるから。

この時代に求められるのは「情報処理能力」ではなく「情報編集力」です。

もっと分かりやすく言えば「繋げる力」とでもいいましょうか。色んな経験や知識、他人の経験や知識・意見など様々なものを取り入れて、新しいものを作っていく力ですね。

共感力や聴く力です。そして発信する力。

こういったものをどんどん磨いていく必要があります。というかないとこの先は不幸まっしぐらみたいな感じになってしまうかもしれません。そして行動力です。

左脳を中心に生きてきた僕たちが右脳を使おうという感じに変化しているんですね。脳の話は別で書きますね。

成熟社会に求められる力の鍛え方

上記の力を鍛えるために簡単な方法があるのですがそれをブレインストーミングを例に書きます。

ブレインストーミングはみんなで1つのテーマに対して意見を出し合って考察していくものです。まぁ意見交換だと思ってください。

そしてこれをやる時に意識するポイントがあります。そのポイントを意識するだけで正解主義を離れて「繋げる力」をつけることができるのです。

・人の案を褒めまくる「いいね」(理由はいくらでもある。いいねといった後に探せばいい)

・はじめの2週は正解のような真面目な意見を言わず、アホな意見を言う

これだけです。

例えば「料理」について話し合ったとします。

どんな料理があればお客さんが喜ぶかと言うテーマです。

ここで一番に出すべき意見としては「アホな意見」です。

「材料だけを皿に並べた料理」とか「皿だけの料理」とかですね。もっと面白いものもたくさんあると思います。

でもここから「バイキング」や「料理教室型レストラン」というアイデアが生まれてくるんですね。

もし、はじめから「日本料理」とか「タイ料理」「卵料理」といった真面目な正解しか出なくて、アホな意見は全否定の話し合いであれば発展はありませんし、新しいものは生まれませんよね。

これは個人の人間にも当てあはめることができます。人の意見や行動を褒めまくっていればそこから学べるものが沢山見つかりますし、アホなこといってれば新たな発見もできます。そして周りもアホなことを言いやすくなって楽しくなります。

もちろん人間の根本にはルールがあって、正しい正解の「考え方」「法則」と言うものがありますがそれは別で書きたいと思います。

まとめ

と言うことで今日は「成長社会と成熟社会」についてでした。皆さんも「人を褒める」「アホになる」と言うことで楽しい1日を過ごしてください!

ありがとうございました。

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