先日はベトナムから友人が遊びに来ていたので、難波であってきました。
難波は外国人で溢れていました。
円安とコロナの制限の規制緩和によってインバウンドがかなり増えているような印象を受けます。
今回会ってきたベトナムの友人は、3年前にベトナムを旅していた時にハノイからハロン湾へ移動する予定だった僕たちを助けてくれた人です。
時間が遅くなってしまい、交通手段がタクシーしかなくなってしまったのですが、ハノイからハロン湾は距離があるので高額になります。
しかし次の日の予定があったので僕たちはどうしても行かなければなりませんでした。
その友人は僕たちがいろいろ調べ物をしていたカフェのオーナーで、英語が喋れたので僕たちが困っていることを察していろいろと助けてくれました。
※サムネイルの写真は当時、彼女が運営していたハノイのカフェです。
最終的には彼女の車で僕らを高速バスのところまで連れて行ってくれて何とかその日中にハロン湾のホテルに到着することができたのです。
この高速バスに乗っていたのは地元の人だけだったので、インターネットや旅行雑誌では決して見つけることができないものだったと思います。
しかも格安でした。
本当に旅と言うのは不思議なもので偶然と奇跡とトラブルの宝庫です。
その時は急いでいたので彼女とはFacebookだけを交換して、「お礼をまたさせてね」と言って、バス乗り場で別れました。
しかしながらその後はコロナのパンデミックです。
それから3年が経ち、久しぶりに連絡が来ました。
日本に旅行するから、京都で着物が着たいのだけど予約を手伝ってくれる?
とのことでした。
彼女の今回の旅は、「大阪⇨京都⇨飛騨高山⇨東京」の10日間の旅行です。
これはお礼をするチャンスだと思い、京都の着物屋さんを手配し、大阪に彼女が滞在している期間に会う約束もしました。
その日は彼女といとこの2人で来てました。
でそのお二人に難波のすし屋を予約して一緒に食べに行きました。
僕はあのベトナムで助けてもらった時のことを思い出し、日本でお礼ができることをなんか嬉しく思いました。
ここからは別の話で、今回行った寿司屋のお話です。
人気1番の「回らないお寿司屋」はほぼ予約が取れなくて、外国人でいっぱいでした。
仕方なく人気3番目位のお寿司屋さんに行ったのですが、一人11000円のコースで10品(握り、巻物、お作り、茶碗蒸しなどなどコース)が出てきました。
盛りだくさんでしたがどうも味が微妙でした。
他のお客さんを見てみるとほとんどが中国人で、これは外国人相手に雰囲気だけをモリモリにして、値段を高めに設定し、そこそこの寿司を出すお店かなという風にも感じました。
まぁインバウンドが増えているので価格を上げてそれなりの雰囲気を出せばお金が取れるのかもしれません。
だから本当にうまいお寿司屋さんと言うのは予約が取れない状況になっているんだと思います。
少し愚痴みたいになってしまいましたが、すみません。
しかし需要が上がってくればくるほど、質が低くても売れるようになってしまうのがこの市場原理なんだと思いますね。
しかも観光客からすれば、雰囲気を味わいインスタ用の写真が取れれば良いのだと思いますので、確かに味は最低限でもいいのかなとも思いました。
お寿司屋さんはそんなところでしたが、ベトナムでの恩人との楽しい会食を過ごすことができました。
僕らが出会った彼女のカフェはコロナで閉店したそうです。残念(泣)
僕は海外を旅することが多いので、こうやって地元の人が案内してくれたり連れて行ってくれたりするお店や場所にいく経験というのが本当に好きなんです。
インターネットや、旅行雑誌に書いてあるようなコースももちろん良いのですが、それは画一化されたコースでオリジナリティーがありません。
偶然の出会いや偶然の幸運、これが旅の醍醐味でもあります。
ですので僕は出来る限り日本にいるときは、外国人の方々に日本を楽しんでもらいたいし、そんな偶然や体験を提供できたらといつも思っている次第です。
そして僕も、これから南半球を旅しますが、常にそんな素敵な偶然を楽しみにしていたいと思っています。
ちょうど大寒波が重なって、電車が止まったり、雪が積もっていたりと大変な時期になってしまいましたが日本を思う存分満喫してきてほしいと思います。
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